インドネシア秘境 セレベス島のネイティブコーヒー

5月のコーヒーは「インドネシア セレベス」です。

インドネシアのコーヒーといえばスマトラ島のアラビカ「マンデリン」が最も有名ですが、
今回はセレベス島から希少な豆が届きました。

セレベス島は4本の細長い半島が四方に伸び「K」字型をかたどっています。
平地部が少なく、高地は峻険な地形となっています。

交通インフラも十分に整備されておらず、まさに秘境と言える場所に農園があります。

そこでは現地独特の土着言語、文化、慣習が色濃く残っています。

山岳の斜面に植えられたコーヒー(アラビカ種)をネイティブファーマー達が手間暇惜しまず丁寧に栽培しています。

さて、その味は、

豆本来の香ばしさとナッツの風味が口の中に広がります。

苦味もしっかりと感じますが、重みはなくすっきりとした余韻を残します。

峻険な高地ではぐくまれたネイティブな力強さを感じさせてくれるコーヒーです。

—-風味バランス—-

苦味 ★★☆

酸味 ★☆☆

コク ★★☆

焙煎 ★★☆

東ティモール ロビホ村のルシオズのために

4月のコーヒーは「東ティモール ルシオズ18」です。

コーヒー豆

東ティモールは2002年に独立したまだ新しい国です。

実は、コーヒー国家と言ってもよい国なのです。

実に、国民の4人に一人がコーヒー生産者と言われており、

国家経済の重要な産業となっているとともに、山間部を中心とする人々の

重要な生活の糧となっています。

実は日本は、この東ティモールのコーヒー産業に深くかかわってきた歴史があります。このお話しは前回の東ティモールの記事をご覧ください。

小農家のロビホ村の18家族が丹精を込めて育てたコーヒー豆。

名前のルシオズは、農家リーダーの家族の名前です。

さて、その味は、

コーヒー豆

ナッツと木の皮の香りが心をやすらげてくれます。

しっかりとした苦味がありますが、酸味はなく、心地よいビターがじっと余韻をかなでてくれます。

苦めのコーヒーが苦手な方は、ミルクを入れてみると、コクはそのままにまろやかなテイストを楽しめます。

レアチーズケーキとの相性もとても良いです。

—-風味バランス—-

苦味 ★★☆

酸味 ★☆☆

コク ★★☆

焙煎 ★★☆

【アルバイト募集】西原珈琲店・cafe Kahve haneの求人情報

求人情報(募集期限:2017年12月20日まで)

珈琲専門店で働いてみませんか?

炭火焼焙煎の本格珈琲と寛ぎのカフェ空間を提供する西原珈琲店、そして、紅茶・パスタ専門店カフェカーベハーネにて、フリーター・アルバイトを募集いたします。

休憩時にはオリジナルまかない(珈琲、お食事)がございます。

クリスタルマウンテン

cropped-cropped-sakae2.png

cropped-kahve1.png

西原珈琲店栄店、cafe Kahve hane(カーベハーネ)にてアルバイトを募集いたします。

1.アルバイト

➀西原珈琲店栄店、②cafe Kahve hane

時給: ➀900円~、②900円~

まかないあり: ➀コーヒー、食事、②飲み物、パスタ

勤務場所:栄

※能力・経験次第で1000円以上の方も複数いらっしゃいます。

主婦・学生の方、40歳以上の方、沢山働きたい方も歓迎いたします。

求人のお問い合わせ、また応募は下記連絡先まで「ホームページ求人の件」とお電話にてお願いいたします。

TELL: 052-781-4826

天空の丘からの贈り物~ルワンダスカイヒル

9月になりました。秋らしい涼やか気候となり、過ごしやすくなってきましたね。

最近、管理人はクロスバイクにハマっています。

晴れた日は自転車で通勤するのですが、本当に爽快です。

クロスバイクは、レース用のロードバイクと一般自転車の中間で、

街乗り向けながらも、デザインを意識しながらも、本格的な走りも楽しむことができるという自転車です。

私が購入したのはTREKというアメリカのメーカーで、21段階ギアの軽量アルミフレームです。

とにかく走りが楽しいです。登坂もギア調整で立ちこぎしなくてもよく、

フラットな道であればギアを重くすれば、シャカシャカこがずとも

ゆったりと希望のスピードを出すことができます。

自転車というと単なる移動手段でしかなかったのですが、

これは「乗るを楽しむ」ことができるので、とても気に入っています。

オシャレな自転車に乗っているだけで気分も良く、走りも爽快。

普通の自転車よりは少しお値段もしましたが、その分自転車通勤が増えて、交通費をカットでき、運動にもなって健康にも良い。良いことづくめですので、とてもお薦めですよ。

さて、9月のコーヒーは、ルワンダ共和国から

「ルワンダ スカイヒル」です。

beans-all-

hill

ルワンダ、ニャマシェケ地区、高度1700m~、高々と天空に浮かぶ丘ような「スカイヒル」で栽培された、ブルボン種です。

cherry

farm

 

さて、その味は、

beans-focus

こちらのコーヒーは、苦味がしっかりとあります。

大人のコーヒーと言いますでしょうか、ビターな味に慣れない方は、少し抵抗があるかもしれません。

様々なストレートコーヒーを楽しまれるお客様、また、

コーヒーは苦い方が好き、というお客様には是非ご賞味いただきたいと思います。

ビターな味でも、例えばレアチーズケーキを一口ずつ食べながら、コーヒーを飲んでいくと、味のバランスが変わってまた違った楽しみがあると思います。

 

—-風味バランス—-

苦味 ★★★

酸味 ★☆☆

コク ★☆☆

焙煎 ★★☆

真夏のコンゴ、温暖化と一杯のコーヒー

気づけばもう夏真っ盛りの7月。

暑いですね。本当に。そして蒸し暑い。

また、夕方急ににわか雨が降ったりします。ここは東南アジアなのかなと思うことがあります。

これって温暖化の影響なのかな、となんだかニュースでよく見る温暖化による気象問題が身近になったように思えてきます。

さて、最近アメリカのトランプ大統領が、CO2削減を多国間で定めたパリ協定から離脱したとうニュースがありました。

理由はアメリカの経済成長に悪影響があるからということです。

温暖化によって、北極の氷が解けて、海面上昇し、モルディブなどの島が消えてしまうといって話は有名ですが、

コーヒー生産の世界では、非常に深刻な影響を懸念する声が各所で上がっています。例えば、コーヒー生産は赤道付近に沿って生産地がアジア、中南米、アフリカと世界中に広がっていますが、気温上昇によって、雨量の変化、害虫の発生などの影響が既に報告されており、これは今後より深刻になっていく予測がされています。これはとてつもない経済損失です。

普段の生活で何気なく飲むコーヒー一杯も、実は世界レベルの絶妙な気温と環境に育まれ、私たちにの手元に繋がっていることがわかってきます。

ほっと一息つく、美味しいコーヒー一杯が、何か大切なことを見失う前のブレーキになってほしいと思う今日このごろです。

さて、7月のコーヒーは、日本からはるか遠く、アフリカ、今後からの逸品です。

「コンゴ カホンド ウォッシングステーション」です。

all

アフリカ大陸中央部のコンゴ川流域に広がり、世界で11番目の面積を擁する広大な国家であるコンゴ民主共和国。

南部は高地、西部は台地、北部は草原、東部は高原であり、コーヒー栽培は東部のキブ州、および南キブ州で行われております。

コーヒーはベルギー植民地時代に導入され、多くのコーヒー農園が開発されました。アラビカ種は19世紀末に中米から、ロブスタ種は20世紀初頭にインドネシアとセイロン(現スリランカ)から導入されたと言われています。

farm2

コンゴ民主共和国は、近年高品質なコーヒーが産出されていることで注目されている「ルワンダ」の隣国であり、現在ではコンゴ民主共和国でも欧米の支援によってアラビカ種の高品質なコーヒー生産に力を入れています。

「カホンド ウォッシングステーション」はルワンダ西部州に隣接する北キブ州イザレ地区カホンドという地域にて、数百の零細農家から収穫されたコーヒーを集約し、厳選されたコーヒー豆です。

farm

さて、その味は、

focus

こちらのコーヒー、香りが実に素晴らしい。

是非まずは鼻をカップから漂う湯気に近づけてみてください。

鼻からずっと奥に伸びやかに広がる、深くバランスのよい香り、自然体から力が抜けていきます。

 

そして、味わいもまた良し。

 

しっかりとしたコク、舌の上にからまるまろやかさ、そして、

口の中に広がる豆を砕いたようなコーヒー豆の香ばしさ。

 

焙煎は深めで苦味もありますが、クリーンな味わいで抵抗感はありません。

 

—-風味バランス—-

苦味 ★★☆

酸味 ☆☆☆

コク ★★★

焙煎 ★★☆

 

ミャンマー新時代と自由の味のするコーヒー

5月のコーヒーのご紹介です。

「ミャンマー アラビカ SEIZAN」です。

ミャンマー連邦共和国は東南アジアのインドシナ半島西部に位置しています。

ミャンマーでは長年軍事政権の支配下にあり、言論の自由はなく、出版物は政府が検閲されていました。政権に反対する人たちは投獄される一方、経済面では周辺最貧国となっていました。

2015年、半世紀にわたる軍事政権に終止符が打たれ、ミャンマー民主化のシンボルであり、長年政権より自宅軟禁とされていたアウンサンスーチーをトップとする民主政権時代が幕開けしました。

これをきっかけに諸外国からの投資も活発になり、日本でも政府を中心にミャンマーと日本間での経済活動セミナーなども多数開催されています。

farm1

ミャンマーは、コーヒーの産地としては今まであまり馴染みがありませんでしたが、実はここ1年程で急速に品質が向上し、新たなコーヒー生産地として、今世界中から注目されている産地です。

farm3

世界的なカップテイスター達が、ミャンマーの中小規模コーヒー農家が生産する、コーヒーの品質向上を目指し、2014年から支援を開始しています。

farm2

さて、その味は、

focus

写真でご覧いただける通りの浅煎り豆。

香りは柔らかく、心地よいです。

口に含むとしっかりとした酸味、ほんのり甘みもあらわれます。

そこはかとなくナッツを砕いた香りが漂います。

クリーンで雑味が少なく、若々しさ、上品さを感じられるコーヒーです。

 

 

—-風味バランス—-

苦味 ☆☆☆

酸味 ★★☆

コク ★☆☆

 

ルワンダ、異国市場のアーモンドコーヒー

3月になって、早桜の花がちらほらと見えるようになり、

今年も春がやってきました。

4月は多くの方にとって会社や学校と新しい年度の始まりですね。

人との出会いや別れの季節ともいえます。

何より美しい桜に出会える季節でもあります。今年はどちらの桜名所に足を運ばれますか?

さて、3月のコーヒーのご紹介です。

「ルワンダ キブベルト」です。

アフリカの中央部、タンザニアの西にルワンダ共和国はあります。

image1_edited

面積は四国程度の小さい国ですが、高い標高と、高品質なコーヒー 栽培に適した条件を備えている自然豊かな国です。 アフリカ大陸の中でも、近年注目されている生産国の一つです。

image2_edited

キブベルト農園は2009年、ルワンダ西部のカロンギ地区で始まりました。

image3_edited

さて、その味は、

focus

とても不思議な香りです。異国の市場に迷い込むと、見たこともない食材の香りが漂ってくる、、、そんな情景が浮かんできます。

鼻を近づけてみるとそこにはナッツの香りを見つけました。

口に含んだ途端、苦味をまとった酸味が飛び出し、舌をとらえて離しません。

飲みこんだ後にはアーモンドチョコのような風味がこだましました。

決して一番好きな味ではないけど、なんだか外国の初めての土地を旅をしているような気分にさせてくれるコーヒーでした。

—-風味バランス—-

苦味 ★★☆

酸味 ★★★

コク ★★☆

 

タンザニアの山々がかなでる重奏曲

2月になって、寒さをいっそう厳しくなるほど、春が待ち遠しいですね。

花粉症でしたら、マスクを外せないつらい時期の始まりでもあります。

管理人もその一人ですが、昨年から新たに予防治療を始めまして、今年の花粉症はその効き目がどうなのか、気になるところであります。

さて、2月のコーヒーのご紹介です。

「タンザニア カンジラルジ 農園AA」です。

タンザニアコーヒー豆

 

タンザニアのコーヒー生産地域にはキリマンジャロ、メルーの山麓に広がる北部地区、西側の国境付近の西部地区、マラウィとの国境付近の南部地区などがあります。

最も標高が高いのは、5895mのキリマンジャロ山で、自然保護地域が数多く存在しています。

タンザニアにおいて、コーヒー栽培は最も重要な作物の一つであり、 85%以上は小規模農家によって生産されています。

これまでは「キリマンジャロ」として有名なアラビカコーヒーは、北部 キリマンジャロ山麓で栽培が始まり、広がりましたが、現在はンベア地区など、南部地域に生産が拡大しております。

以前もキリマンジャロコーヒーオルデアニ地区のコーヒーをご紹介したことがあります。

近年、品質の向上が著しいタンザニア南部に位置する「カンジラルジ農園」のコーヒーです。 是非、一度お試し下さい。

さて、味は、

タンザニアコーヒー豆

カップに鼻を近づけた途端、香りが伸びやかに広がります。

口に含むと、豆の香ばしさがいっそうあふれ出します。

豆からこぼれる心地よい酸味が刺激しつつ、

飲むほどに豊かな香りが重奏曲のように心地よく重なります。

ストレートコーヒーが紡ぎだす究極のバランス、タンザニアの逸品を是非味わってください。

—-風味バランス—-

苦味 ★★☆

酸味 ★☆☆

コク ★★★

 

【栄のおすすめランチ】カフェカーベハーネの人気のパスタ5選

栄周辺のお昼時、おいしいランチパスタをお探しなら、栄のcafe Kahve haneはいかがですか?名古屋栄のカフェカーベハーネのパスタがさらに美味しくなって帰ってきました。素材と味にこだわった当店人気のパスタを写真付きで紹介します。週末もランチ営業しています。

 

1.茄子とチキンのパスタ (パスタ単品900円 ドリンクセット1080円)

茄子とチキンのパスタ

茄子とチキンの相性が抜群。ピリ辛トマトソースは、イタリアントマトを潰した自家製です。当店一番人気のパスタです。

 

2.ペペロンチーノ (パスタ単品900円 ドリンクセット1080円)

ペペロンチーノ

しゃきしゃきのアスパラと豚肉がパスタに絡む絶品ペペロンチーノ。

 

2.たらこのパスタ (パスタ単品900円 ドリンクセット1080円)

たらこのパスタ

きのこたっぷりの和風味のたらこパスタ。

 

2.カルボナーラ (パスタ単品900円 ドリンクセット1080円)

カルボナーラ

高級生クリームを使用した厚切りベーコンのカルボナーラ。

 

2.ボロネーゼ (パスタ単品900円 ドリンクセット1080円)

ボロネーゼ

ひき肉たっぷりのボロネーゼ。

 

いかがでしょうか。全てのパスタはイタリア産の麺を用い、注文を頂いてから茹であげていますので、少々お時間を頂きます。

栄でランチタイムにパスタを食べたくなったら、是非カフェカーベハーネで美味しいパスタとくつろぎタイムを堪能しませんか?

 

お店でお待ちしております。

cafe Kahve hane

住所:愛知県名古屋市中区錦3-14-15

最寄り駅:栄駅から192m

営業時間:

月~土曜 10:00~22:00

日曜・祝日 10:00~22:00

ランチメニューは12時から14時30分

キューバ、カストロ、コーヒー

あと少しで今年も終わりですね。忘年会や仕事納めと何かと忙しい12月ですね。

忙しい時はどうもせわしなく動いてしまうものですが、余裕がないせいか以外と大事なことを忘れてしまったりと、ほっと一息ゆっくりと整理してみると意外とものごとを効率的に進められたりもします。

2016年は、イギリスのEU離脱決定や、アメリカ大統領選のトランプ候補の勝利など、これからの世界を占う潮目となった年ではないでしょうか。

「グローバル」という価値観がもてはやされた時代から、自国の価値に良い意味でも悪い意味でも、注目が集まる時代と言えましょうか。

日本もまた、オリンピックを3年後に控え、経済だけでなく、食、アートなど文化面も独自の価値にスポットライトがあたるような流れが増えていくかもしれませんね。

そういえば、今年の映画は「シン・ゴジラ」、「君の名は」といった邦画が記録的なヒットを記録しましたね。

そんなこんなを巡らせるひとときを、おいしいコーヒーと一緒にいかがでしょう。

12月のコーヒーのご紹介です。

12月は「キューバ TL」です。

コーヒー豆

キューバといえば、最近では、長らく独裁政権のトップであったフィデル・カストロ議長が亡くなったことが大きなニュースになりました。

その以前は、アメリカとの54年ぶりの国交正常化が実現したことが記憶に新しいです。

キューバのコーヒーについてはクリスタルマウンテンの記事でも紹介しました。

1959年のキューバ革命以降、コーヒー産業は国営となり、現在では国民に対して15日に2オンスが配給され、カフェラテやエスプレッソとして人々の楽しみとなっています。一方、高品質なコーヒーは日本をはじめとする輸出向けとなっています。

世界の先進国の関心が、国内に向く時代の中で、アメリカとの国交正常化、カストロ議長の死去という歴史的な潮目を迎えたキューバはどうなるのか、国営産業であるコーヒー産業の行方もとても気になるところです。

少し、固いお話になってしまいました。

さて、その味は、

コーヒー豆

なんとも不思議なコーヒーです。

酸味や苦味はほとんどなく、すっきりとまろやか。

みずみずしさを感じる爽やかな風味。

個性を極限まで抑え込んだ、沈黙の品を感じさせる味わいです。

皆様はこちらのコーヒーのお味、いかが感じられますでしょうか。

—-風味バランス—-

苦味 ★☆☆

酸味 ★☆☆

コク ★☆☆

 

おしらせ

かーべハーネでは、しばらくお休みしていたパスタメニューが美味しくなって再開いたしました。是非、ランチ、お食事にお越しください。