チチカカの聖なる湖と夜のコーヒー:ボリビア・コパカバーナが注ぐ琥珀色の時間 2026 年1月のシングルオリジン「ボリビア コパカバーナ」(コーヒートラベラーNの手記12)

第一章:ラパス、すり鉢の底に灯る星

標高3,600メートル。飛行機のタラップを降りた瞬間、希薄な空気が肺を小さく締め付ける。ボリビアの実質上の首都、ラパス。アンデス山脈の巨大なすり鉢状の盆地に、赤茶色のレンガ造りの街並みがへばりつくように広がっている。

夜になると、この街は姿を変える。すり鉢の縁までびっしりと灯った街明かりが、まるで宝石箱をひっくり返したように輝くのだ。冷たく乾いた夜風に乗って、どこからか不思議な香りが漂ってくる。

Nは石畳の坂道を歩きながら、その香りの正体を探った。それは、道端の屋台で売られているムニャなどのアンデスの薬草や、独特のスパイスが混じり合った香りだ。清涼感がありながら、どこか土着的な温かみがある。

この乾いた風の中にふと感じるスパイシーな気配。これから向かうコーヒーの奥底にも、これと同じ、大地に根ざした静かな香りが潜んでいる予感がした。

第二章:霧のカーテン、ユンガスへ

翌朝、Nは車で北東へ向かう。目指すはユンガス。アンデスの乾燥した高地と、アマゾンの湿潤な熱帯雨林が衝突する場所だ。

かつての難所を越え、標高が下がるにつれて、景色は劇的に変化する。乾燥した岩肌は姿を消し、視界は真っ白な霧に覆われた。肌にまとわりつくような濃厚な湿気。ここには、アマゾンの熱い息吹がアンデスの冷たい壁にぶつかり、永遠に晴れることのない雲海が広がっている。

この湿潤な気候こそが、ボリビアコーヒーの秘密だ。常に霧に包まれた環境は、コーヒーチェリーの成熟をゆっくりとしたものにする。直射日光を遮る霧の中で、豆はじっくりと糖分を蓄え、まるで木の樽の中で眠る果実のように、複雑な風味を育んでいく。

第三章:聖なる湖の眺め

霧のカーテンを抜けた先、標高1,500メートルの急斜面にコパカバーナ農園はあった。出迎えてくれたのは、農園主のマリア・アスカルンス氏。彼女はこの農園の二代目であり、スペイン・ガリシア地方から続く古い家系の末裔だ。

農園の看板を見上げ、Nはふと疑問を口にした。

「コパカバーナといえば、ここから遠く離れたチチカカ湖畔の街の名ではありませんか?」

マリアは霧の彼方を見つめ、静かに微笑んだ。

「ええ、地図の上では遠いわ。でも、コパカバーナという言葉は、アイマラ語で『コタ・カウアーナ』、つまり『湖の眺め』や『湖の展望台』を意味するの」

彼女は言葉を継いだ。チチカカ湖は、インカ神話における太陽神インティが生まれたとされる聖なる場所。そして、このユンガスの地もまた、アンデスの山々と湿潤な空気に抱かれた、命が生まれる場所なのだと。

「私たちは、この名を単なる飾りとして付けたわけではないの。この深い霧がもたらす恵みは、あの聖なる湖の湿潤な気候と同じ。ここは私たちにとって、パチャママ、母なる大地なの」

彼女の言葉には、自然への畏敬が滲んでいた。この農園名はアンデスの自然崇拝と、この地での農業が分かち難く結びついていることの証なのだ。

父から受け継いだティピカの木々が、霧の中で静かに呼吸している。古き良き品種を守り、現代の技術で磨き上げる。マリアのその覚悟は、聖なる湖への祈りにも似た、静かで強い意志だった。

第四章:夜に溶ける「樽」の香り

「夜に飲むのもおすすめよ」

マリアが淹れてくれたコーヒーを、農園のテラスでいただく。あたりは既に深い夜の闇に包まれていた。

カップから立ち上る香りを吸い込んだ瞬間、Nは息を止めた。

「これは……樽の芳香?」

そこには、長い時間をかけて熟成されたような、木のウイスキー樽を思わせる芳醇な香りがあった。ユンガスの霧が生んだ、ゆっくりとした発酵の記憶だ。

一口含むと、苦味が舌を撫でる。だが、それは攻撃的な苦味ではない。深い森の木々を思わせる落ち着きの中に、ほんのりとアジアンハーブのようなスパイシーな渋みが見え隠れする。そしてその奥から、カシューナッツのような滑らかな甘みがじわじわと湧き上がってくる。

「不思議だ。まるでお酒を傾けたように、心がほどけていく」

一日の終わりに、自分自身と向き合うための夜のコーヒー。マリアの祈りにも似た丁寧な管理と、ティピカ種が持つ野生の記憶が、この複雑な余韻を作り出している。

「聖なる湖の夢を見ているようね」

マリアが呟く。受け継がれた神話と、この土地の風土が、一杯の中で溶け合っていた。

エピローグ:冬の夜、琥珀色の時間

日本の冬、凍えるような夜。Nは、持ち帰った豆を挽き、丁寧にドリップする。

部屋に広がるのは、あのラパスの夜市の気配と、ユンガスの霧の匂い。一口飲めば、たちまち意識はアンデスの雲の上へと飛ぶ。木の樽のような芳醇な香りと、ナッツの甘い余韻。それは、静寂な夜の読書や、大切な思索の時間に、何よりも深く寄り添ってくれる。

これは、旅をするように味わう、大人のための琥珀色の時間だ。

この物語を、あなたのカップで。

西原珈琲店にて、1月限定ボリビア コパカバーナ農園をぜひお楽しみください。木の樽を思わせる芳醇な香りと、ほんのりとしたハーブやカシューナッツが織りなす複雑な余韻。伝統あるティピカ種を二代目マリア氏が現代の技術で磨き上げた、夜にも味わいたい一杯です。

商品データと風味

項目詳細
生産国ボリビア多民族国
エリアラパス県 ユンガス地方 カラナヴィ郡
農園/生産者コパカバーナ農園 / マリア・アスカルンス
標高1,350m ~ 1,550m
品種ティピカ種
精選ウォッシュド(水洗式)

風味バランス

苦味酸味コク甘味焙煎
★★★★☆☆★★☆★☆☆★★☆

フレーバーノート:樽の香り、ほんのりとしたハーブ、カシューナッツ、複雑な余韻

カリブのアルプス、原初の火の記憶:ドミニカ・ハラバコアと「冬の焚き火」 2025年12月限定コーヒー 「ドミニカ バラバコア」(コーヒートラベラーNの手記11)

師走の夜、帰る場所

日本の12月、寒さが骨身に染みる夜。Nは部屋に戻り、静かに湯を沸かした。

街は華やかなイルミネーションに浮かれているが、Nが求めているのはそんな明るさではない。もっと根源的で、静かな熱だ。

封を開けると、深く香ばしい「薪」のような薫りがふわりと立ち上がった。

それは、どこか懐かしい、山小屋の暖炉や静かな夜の焚き火を思わせる香りだ。その煙の向こう側に、Nはふと、遠い南の島の霧深い山影を見た。カリブ海に浮かぶドミニカ共和国、ハラバコア。「常春の街」と呼ばれるその場所の景色だ。


1. 霧の路地と「グレカ」の音

ドミニカの朝は、白い霧と共に明ける。

Nは、ハラバコアの石畳の坂道をゆっくりと歩いていた。標高1,000メートルを超えるこの地の空気は、カリブの海風とは違う。ひんやりと湿り気を帯び、苔むした森と濡れた土の匂いが混ざり合っている。

霧の向こうから、ピンクやターコイズブルーに塗られた家々の壁がぼんやりと浮かび上がる。早朝の静けさを破るのは、路地のあちこちから聞こえる生活の音だ。

「コポコポ、シューッ」

それは、この国のどの家庭にもある直火式メーカー、「グレカ(Greca)」が沸き立つ音だ。窓からは、焦がした砂糖と濃厚なコーヒーの香りが漂ってくる。

道ゆく人々が「カフェシート(コーヒーはいかが)?」と笑いかける。彼らが手にするデミタスカップの中身は、驚くほど濃く、漆黒だ。

冷涼な風が吹き抜けるこの「カリブのアルプス」で、人々はこの熱い液体をガソリンのように体に流し込み、一日の熱を作る。

Nが手にしたこの豆は、そんな彼らの飾らない日常と、生きるための熱源の記憶を宿した「選ばれし豆」なのだ。


2. 火山と水が育む「野生の青」

ハラバコアの農園は、整然としたプランテーションとは趣が異なる。

肥沃な火山性土壌の急斜面に、小規模な農家たちがへばりつくように木を植えている。豊かな雨と水資源を使った「水洗式(ウォッシュド)」で精製される豆は、雑味がなくクリーンだ。だが、それだけではない。

厳しい寒暖差の中で育った豆は、小粒ながら石のように硬く、成分が凝縮されている。そこには、洗練されすぎていない「野生の青味」が色濃く残る。

それは未熟さではない。深い森の草いきれや、湿った土の匂い、あるいはハーブのような鋭さだ。Nはこの「青味」に、美しく整えられた庭園ではなく、鬱蒼とした原生林の息吹を感じていた。

この力強い豆を、どう味わうべきか。その答えは、現地の「グレカ」のように、力強くあるべきだった。


3. 炭火が呼び覚ます「薪」の味

硬く引き締まったハラバコアの豆。そのポテンシャルを解放したのは、「炭火」による深煎りだった。

ガス火の熱風では届かない豆の芯まで、炭火が貫通する。

ハラバコアが持つ「野生の青味」は、炭の熱と混じり合って、香ばしい「ナッツ」や、乾燥した「薪」の香りへと昇華した。

それは、ドミニカの人々が愛する濃厚なコクへのリスペクトであり、日本の冬に合わせた解釈だ。「栗のような甘み」という表現すら超えて、もっと根源的な、「焦がした木の実」のような深い味わいが顔を出す。


4. エンシエントな焚き火

Nは、丁寧にドリップした漆黒の液体を口に運んだ。

瞬間、口の中にブワッと広がる重厚な苦味。

「苦い」。だが、それは舌を刺す不快な苦味ではない。

口の中に煙があるような、スモーキーなリッチさ。

目を閉じると、パチパチと薪が弾ける音が聞こえてくるようだ。焚き火の前で、ただ炎を見つめていたあの夜。現代社会のノイズが消え、ただ火と自分だけが存在する深い安らぎ。

喉を通った後に残るのは、ほのかな「青味」のある余韻。

それは、すべてが焼き尽くされた後の静寂の中に、ふとハラバコアの森の風が吹き抜けたような感覚だ。

まるで焚き火の煙の香ばしさを、そのまま液体にして楽しんでいるかのような、深く落ち着いた味わい。


5. 静寂を飲む

Nはカップを置き、長く息を吐いた。

華やかな酸味や、わかりやすい甘さを求めるトレンドとは真逆を行く、媚びない一杯。けれど、この12月の寒さには、この無骨な温かさが何よりも心地よい。

焚き火で薪が弾ける前で、コーヒーをゆるりと味わう。

そんな贅沢な時間を、この一杯が連れてきてくれる。

旅人Nは思う。今年の冬は、この煙の匂いと共に、静かに一年を振り返ろうと。


この物語を、あなたのカップで。

西原珈琲店にて、12月限定の「ドミニカ ハラバコア 〜炭火深煎り〜」をぜひお楽しみください。

口いっぱいに広がる香ばしさと、野性味あふれる余韻は、寒い冬の夜、あなたを静かな焚き火のそばへと誘います。


商品データと風味

項目詳細
生産国ドミニカ共和国(ハラバコア地区)
エリア中央山脈 “カリブのアルプス”
標高800m ~ 1,500m
精選ウォッシュド(水洗式)
焙煎炭火焙煎(深煎り)

風味バランス

苦味酸味コク甘味焙煎
★★★★☆☆★★★★☆☆★★★

フレーバーノート: 薪、炭、ローストナッツ、野生の青味、リッチな苦味

2026年、西原珈琲店が東京へ

1987年に名古屋本山にて創業した西原珈琲店、

2026年に東京、日本橋浜町の地に出店することとなりました。

江戸時代は細川家、島津家と筆頭とする武家屋敷として、明治には格式ある料亭文化が花開き、現在も創業150年の明治座、隅田川の水辺、そして新旧の店や街並みに彩られた街、

そんな歴史と新旧文化が重なり発展し続ける日本橋浜町にて、

2026年、

西原珈琲店が生まれます。

店舗名:西原珈琲店 日本橋浜町店

開店時期:2026年2月頃

詳細情報は当HPまた、以下公式SNSにて順次案内させて頂きます。

併せてオープンスタッフも募集しております。以下採用ページをご覧ください。

バイトル採用

コスタリカの新しい覚悟:チリポ山塊で出会った甘さと優雅さの革命 2025年11月限定コーヒー 「ロス・モンへ農園」(コーヒートラベラーNの手記10)

旅人N、熱帯雨林の奥地、コスタリカ革命の原点へ

Nがサンホセの空港を出た瞬間、湿った熱気が肌を包んだ。それは、熱帯森林の深く、土と生命が混ざり合った匂いだ。車は南東へ、チリポ山塊を目指して進む。窓を開けると、時折、スコールのような雨粒が車内に飛び込み、瞬時に蒸発する。

道沿いには、色鮮やかな壁の家々や、コーヒーの緑の海が広がる。他の国とは違う。ここコスタリカでは、コーヒーは富を集中させる手段ではないのだ。それは、小規模な自作農の独立と、この国の民主主義の基盤を築いた、誇り高き自由の結晶だ。

Nの胸に、その歴史は深く響く。街を離れ、車が山道を登るにつれ、景色は一変する。眼下には雲海が広がり、まるで空に浮かぶ島を登っているようだ。チリポ山塊の高地は、澄んだ冷たい空気で満たされていた。

Nが探すのは過去の栄光ではない。この高地に新しい覚悟を持った者たちがいる。伝統の地を離れ、風味の常識を覆そうとしている開拓者たちだ。Nは、その最前線、ロス・モンへ農園を目指し、旅のギアを入れ直した。

歴史の胎動:小規模農家の品質への挑戦

Nはチリポへ向かう道すがら、コスタリカコーヒーが辿った軌跡を思っていた。小規模農家による自主的な栽培は、この国の品質への基盤となった。しかし、近年、厳しい環境規制と高水準の人件費という「試練」が、農家にのしかかっている。

「単に高品質なだけでは生き残れない。革新が必要だ」―Nは、コスタリカコーヒー農家の声を聞いたことがある。

革新とは、精製施設への投資であり、新しい品種への挑戦であり、そして「リスクを恐れない選択」だ。伝統的な道を離れ、新しい価値観を生み出す者こそが、この国のコーヒーの未来を握っている。Nは、このダイナミズムこそが、コスタリカのコーヒーに他国にはない「優雅さ」と「美しさ」を与えているのだと感じた。

甘みの革命:モンへ・ファミリーの挑戦

Nは、標高1,750メートルを超える高地に、ロス・モンへ農園を見つけた。その農園は、火山性土壌の赤土に囲まれ、まるで静かに息を潜めているようだ。

ここで働くのは、農園主ヘラルド氏と彼の家族、モンへ・ファミリーだけだ。彼らは外部の労働者を雇わず、すべてを自分たちの手で完結させている。

Nは農園主ヘラルド氏に尋ねた。

「なぜ、この家族経営にこだわっているのですか? 収穫は大変でしょう。」

ヘラルド氏は、誇らしげに笑顔を返した。

「私たちは、コーヒーの品質に『自分たちの責任』を持ちたいのです。外部の人に任せるのではなく、家族の目で一粒一粒の熟度を見極める。特に、このナチュラル精製(非水洗式)では、それが命です。」

モンへ・ファミリーが選んだのは、コスタリカの伝統に真っ向から挑む製法だった。水を使わず果肉を付けたまま乾燥させるナチュラル精製は、風味の複雑性を最大化する反面、ピッキングにわずかなミスがあるだけで、品質が崩壊するリスクを伴う。

Nは頷き、続けた。

「つまり、このやり方は、コスト削減ではなく、品質を保証するための覚悟なのですね。」

「その通りです。そして、チリポの高標高がもたらす冷涼な気候が、私たちの味を決定づけるのです。ゆっくりと時間をかけて乾燥させることで、従来のナチュラルが持つ果実味を超え、ベリーとハニーが溶け合い、クリーンで優雅な甘さを放つ、別次元の味わいになるのです。」

Nは直感した。これは、単なる流行ではない、甘みの革命だ。モンへ・ファミリーは、自分たちの手でコスタリカコーヒーの新しいフロンティアを切り開いていた。

革新の裏付け:科学と献身が支えるクリーンな発酵

モンへ・ファミリーの革新は、熱意だけでは終わらない。彼らは、マレスピ農協の専門家と連携し、土壌分析に基づいた科学的な施肥を実行していた。この精密農業が、収穫前のコーヒーチェリーに極限まで糖分とコクを蓄えさせる。

Nは、コスタリカ、マレスピ農協の農学担当者と交わした言葉を思い出す。

「土壌のデータに基づいて、木の栄養バランスを最適化します。そうすることで、高標高のポテンシャルを最大限に引き出し、チェリー本来の甘さを加工の前に保証できるのです。」

さらに、家族経営の最大の強みである献身的なピッキング(収穫)が、品質の均一性を保証する。ナチュラル精製のリスクである、過剰な発酵によるネガティブな臭いを徹底的に排除するのだ。

その結果が、Nが味わった風味だった。

「香り高く、甘い赤ワインの香りが余韻に。酸味はまるでアルコールのように優雅だが、舌に刺さらない。バランスも良く、飲みやすい」

それは、ただの天然の発酵ではない。科学的な管理と家族の熱意が、ワイニーなニュアンスという個性を持ちながら、クリーンで優雅という両立を達成した、コスタリカの革新の結晶だった。Nは、このロットの焙煎度は少し浅い方が、この優雅な風味を最大限に活かせるだろう、とひとりごちた。

覚悟の道のり:旅人N、未来のフロンティアへ身を投ずる

カッピングルームを後にしたNは、深い静寂の中にいた。モンへ・ファミリーがチリポという新しい土地で成し遂げたことは、コスタリカの歴史が育んできた小規模農家の独立の精神が、現代において見事に花開いた証だった。彼らの挑戦は、リスクを恐れず、自らの手で未来を掴む、まさしく「覚悟の物語」だ。

Nは、自らの旅の意味を再認識した。自分がこの極上のハニーとベリーの風味を味わい、「ゆったりと心地よい」時間を過ごせるのは、彼らの熱い革新と献身があるからだ。

旅人Nは、この家族の物語と、コスタリカのダイナミックな歴史の流れを、決して一時の流行で終わらせてはいけないと強く感じた。

「この宝を、世界に届ける。彼らの覚悟に、私の旅を捧げよう。」

Nは、自らの旅の終着点ではなく、新しいフロンティアへの出発点を見出したのだった。

この物語を、あなたのカップで。

西原珈琲店にて、コスタリカ・チリポエリア「ロス・モンへ農園」のナチュラルロットをぜひお楽しみください。ワイニーなニュアンスを持ちながら、クリーンで優雅なこの一杯に、家族の熱意とコスタリカの革新の歴史を感じていただければ幸いです。


商品データと風味

項目詳細
生産国コスタリカ
エリアチリポ(Chirripó)
標高1,750〜1,800m
品種カツアイ
精選ナチュラル(非水洗式)

風味バランス

苦味酸味コク甘味焙煎
★☆☆★★☆★★★★★★★☆☆

フレーバーノート: 赤ワイン、ハチミツ、ベリー、優雅な酸味

【9月13~9月19】新宿高島屋にて期間限定出店

西原珈琲店が東京にて期間限定出店

2023年9月13日から9月19日まで、新宿高島屋にて、西原珈琲店が期間限定出店いたします。

東京にて、お店と同じ西原プリンや西原チーズケーキを、本格コーヒーと一緒にお楽しみ頂けます。

概要

場所新宿高島屋「美味コレクション」催事場
期間9月13日~9月19日
時間期間中10時30分~19時30分 19日のみ17時閉店
メニュー西原プリンセット、西原チーズケーキセット

西原プリンのご紹介(SNS投稿ピックアップ有り) 栄店、本山店、伏見店

西原プリンは食べたことはございますか? 

西原珈琲店栄店と、本山店、伏見店のメニューですが、SNSなどでの紹介をきっかけに、今売り切れ続出の看板スイーツとなっています。今回は写真で西原プリンを紹介します。

少しInstagramで見つけた投稿をピックアップさせて頂きます。

piii.49さんの投稿。2つ並ぶと迫力ありますね!

nagoya_cafebuさんの投稿。絡み付いたキャラメルソースがたまらないですね!

ぜひ、その他の素敵な投稿も#西原珈琲店でチェックしてみてくださいね。

見た目はこんな感じで、四角いて分厚いプリンにバニラアイスが乗っています。キャラメルソースがたっぷりかかっています。

少し横からも。この厚切り感、伝わりますでしょうか。

低温でじっくりと焼き上げています。

早速食べてみましょう。まずはバニラを乗せて一気に口へ。バニラアイスの冷たさの中に、しっかりとした食感のプリン、キャラメルソースの甘みが口の中に広がります。

お次はプリンだけで。厚切りのぜいたくな食感と卵の風味をより強く感じられます。

こだわりのコーヒーと一緒にいかがでしょうか?

東ティモール ロビホ村のルシオズのために


4月のコーヒーは「東ティモール ルシオズ18」です。

コーヒー豆

東ティモールは2002年に独立したまだ新しい国です。

実は、コーヒー国家と言ってもよい国なのです。

実に、国民の4人に一人がコーヒー生産者と言われており、

国家経済の重要な産業となっているとともに、山間部を中心とする人々の

重要な生活の糧となっています。

実は日本は、この東ティモールのコーヒー産業に深くかかわってきた歴史があります。このお話しは前回の東ティモールの記事をご覧ください。

小農家のロビホ村の18家族が丹精を込めて育てたコーヒー豆。

名前のルシオズは、農家リーダーの家族の名前です。

さて、その味は、

コーヒー豆

ナッツと木の皮の香りが心をやすらげてくれます。

しっかりとした苦味がありますが、酸味はなく、心地よいビターがじっと余韻をかなでてくれます。

苦めのコーヒーが苦手な方は、ミルクを入れてみると、コクはそのままにまろやかなテイストを楽しめます。

レアチーズケーキとの相性もとても良いです。

—-風味バランス—-

苦味 ★★☆

酸味 ★☆☆

コク ★★☆

焙煎 ★★☆

赤に魅せられて~ケニアの赤土と小石川の紅葉


こんにちは。早12月となりました。

年も暮れとなり、道端の木々も新しい年を待って、葉の色を赤くにじませじっとしているようです。

先日、東京飯田橋にある小石川公園に紅葉を見に行きました。

小石川公園は江戸時代初期、寛永6年に水戸徳川家の祖である頼房が、江戸の中屋敷の庭として造ったもので、二代藩主の光圀の代に 完成した庭園。

光圀は作庭に際し、明の儒学者である朱舜水の意見をとり入れ、中国の教え「(士はまさに)天下の憂いに先だって憂い、天下の楽しみに後 れて楽しむ」から「後楽園」と名づけられました。

都会の中心にあって広々とした公園は、池を中心に、紅葉、橋、山といった景観豊かな情景が広がっています。しっかりと管理整備された公園内は実に美しく、赤々と染まる紅葉がドラマチックで優美な姿を見せてくれます。

紅葉

さて、12月のコーヒーは、アフリカはケニアから

「ケニア レッドマウンテン」です。

前回のケニアコーヒー記事

コーヒー豆1

ケニアの中でも最もコーヒー栽培の歴史の長い、キアンブ地区。

レッドマウンテン

この名の由来は、この土地の土壌、「キクユ」にあります。

キクユは肥沃な赤土です。

レッドマウンテンはこの赤い大地の恵みいっぱいを実に詰め込んでいます。

完熟豆だけを丁寧にハンドピックし、時間をかけて天日乾燥をされました。

さて、その味は、

湿った枯れ木の穏やかな香り。

口に含むと上品な酸味が舌の上で転がります。

ふっと現われる苦味は一瞬立ち上がって跡を残しません。

深いコクが長い余韻を作り出します。

渋みなど雑味は一切なくクリーン。

ケニアの同エリアの上級豆の品質は常に最高レベルであって私たちを裏切りません。

美しい紅葉を眺めながらの赤土で育ったコーヒーなど、いかがでしょう。

—-風味バランス—-

苦味 ★☆☆

酸味 ★☆☆

コク ★★★

焙煎 ★★☆

天空の丘からの贈り物~ルワンダスカイヒル


9月になりました。秋らしい涼やか気候となり、過ごしやすくなってきましたね。

最近、管理人はクロスバイクにハマっています。

晴れた日は自転車で通勤するのですが、本当に爽快です。

クロスバイクは、レース用のロードバイクと一般自転車の中間で、

街乗り向けながらも、デザインを意識しながらも、本格的な走りも楽しむことができるという自転車です。

私が購入したのはTREKというアメリカのメーカーで、21段階ギアの軽量アルミフレームです。

とにかく走りが楽しいです。登坂もギア調整で立ちこぎしなくてもよく、

フラットな道であればギアを重くすれば、シャカシャカこがずとも

ゆったりと希望のスピードを出すことができます。

自転車というと単なる移動手段でしかなかったのですが、

これは「乗るを楽しむ」ことができるので、とても気に入っています。

オシャレな自転車に乗っているだけで気分も良く、走りも爽快。

普通の自転車よりは少しお値段もしましたが、その分自転車通勤が増えて、交通費をカットでき、運動にもなって健康にも良い。良いことづくめですので、とてもお薦めですよ。

さて、9月のコーヒーは、ルワンダ共和国から

「ルワンダ スカイヒル」です。

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hill

ルワンダ、ニャマシェケ地区、高度1700m~、高々と天空に浮かぶ丘ような「スカイヒル」で栽培された、ブルボン種です。

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さて、その味は、

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こちらのコーヒーは、苦味がしっかりとあります。

大人のコーヒーと言いますでしょうか、ビターな味に慣れない方は、少し抵抗があるかもしれません。

様々なストレートコーヒーを楽しまれるお客様、また、

コーヒーは苦い方が好き、というお客様には是非ご賞味いただきたいと思います。

ビターな味でも、例えばレアチーズケーキを一口ずつ食べながら、コーヒーを飲んでいくと、味のバランスが変わってまた違った楽しみがあると思います。

 

—-風味バランス—-

苦味 ★★★

酸味 ★☆☆

コク ★☆☆

焙煎 ★★☆

ハイチコーヒー~カリブの潮風が運んできた初夏


6月のコーヒーのご紹介です。

「ハイチ ブルーパインフォレスト」です。

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カリブ海に浮かぶ、イスパニョーラ島。

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同じカリブ海のジャマイカやキューバと並び、ここイスパニョーラ島のハイチのコーヒーも世界的に評価されている産地の一つです。

ハイチとは、カリブ海の言葉で「山脈の島」という意味です。その名の通り、島全体が峻険な山岳地帯となっており急峻な地形と、カリブ海から吹く風が織りなす気象環境が香り高いハイチのコーヒーを生み出しています。

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「ブルーパインフォレスト」コーヒーは松の木が覆うハイチ最大の森林地帯のすその、カリブ海からの風を受ける標高800~1000mで栽培されたコーヒーです。

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さて、その味は、

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香りはやさしく、ほんのりとアーモンドの香り。

その味は軽やかなですが、バランスよくコクもあります。

舌からのどまでさわやかな酸味が抜けていくのが心地良い。

吹き抜けるカリブの潮風に思いをはせながら、

初夏の季節にぴったりのストレートです。

 

—-風味バランス—-

苦味 ☆☆☆

酸味 ★★☆

コク ★☆☆