世界でいちばん新しい国
外務省HPより
インドネシアの東、ティモール島の東部にその国はあります。
人口は 約134万人(2022年)、国土は日本の岩手県ほどの大きさで、地形は山々が連なっています。
photo by United Nations Photo CC
その地は、1586年からポルトガルの植民地でした。1974年にインドネシアが東ティモールを支配しました。1999年からの独立運動を経て、様々な激しい争いを経た上に、2002年5月20日に独立しました。
宗教は99%がキリスト教です。インドネシアの90%はイスラム教ですので、住民の背景が異なることがわかります。
カトリック教会とSHOGUN
東ティモールに最初に訪れたのは、ポルトガルのカトリック教会です。1515年から宣教活動を始めたと言われます。
カトリック教会と言えば、日本の宣教師フランシスコ・ザビエルのイエズス会が有名ですね。ザビエルもポルトガル国王の命を受けて日本にやってきたのです。
カトリック教会や宣教師による東アジアでの布教活動と、宗教の権力が、政治、経済に深く繋がっている様子は、最近話題の真田広之主演のディズニードラマ「SHOGUN」にて、非常に興味深く描かれています。
ザビエルを始めとしたカトリック宣教師達、そして、ポルトガルがなぜ日本の歴史の重要な場面で登場するのか、その一端を感じることができるでしょう。
話は逸れましたが、そう、東ティモールは誕生してまだ22年の新しい国です。
東ティモールでは、石油産業が中心で、実産業として、コーヒーは唯一の輸出産業であり、国民の4人に1人がコーヒー生産者と言われています。
実は、東ティモールのコーヒー産業には、日本は深い関わりあります。
日本によるコーヒー支援
2003年、まだ日本のNPO法人が 東ティモール復興のため、コーヒー生産者支援を始めました。
当初35世帯だった農家は、現在約600世帯に増えました。
「品質管理」という概念を伝え、チェリーの選別、乾燥、精選工程にいたるまで、指導を重ねてきました。
長年にわたる努力が実り、高品質コーヒーができるようになりました。
photo by United Nations Photo CC
※上記掲載の写真は本コーヒー農園とは関係ありません。
●
その東ティモールから届けられた「レテフォホ」です。
口当たり柔らかく、優しい酸味、広がる香ばし、落ち着いたコク
口の中で柑橘のほんのりとした酸っぱさとカカオの甘みがふくよかに広がります。
苦味 ★☆☆
酸味 ★★☆
コク ★★☆
甘味 ★★☆
フレーバー:カカオ、オレンジ、シガー
農園データ
生産国 | 東ティモール |
生産地域 | レテフォホ、ゴウロロ |
品種 | ティピカ |
標高 | 1,500m |
精製 | ウォッシュド |