年のはじまり、農のはじまり、はじまりのコーヒー〜パプアニューギニア ハイランドスウィート(2023年1月)

年の始まり 農業が生まれた地から

新年あけましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願い致します。さて、2023年1月の限定コーヒーは、パプアニューギニアから「ハイランドスウィート」です。

パプアニューギニアは太平洋の島国です。日本からはるか南に、オーストラリアの北の赤道付近にあります。

もともとは、ニューギニア島という世界で2番目に大きな島があり、その島の東半分がパプアニューギニアで、西半分はインドネシアとなっています。

パプアニューギニアのコーヒーの歴史は浅く、1930年代にヨーロッパ人の宣教師によって、ジャマイカの有名なコーヒー品種である、「ブルーマウンテン」の苗木が移植されたことが本格的なコーヒー栽培のきっかけとなっています。

一方で、パプアニューギニアは、世界で最も初期に、農業を始めたとも言われています。その証拠となっているのが世界遺産に登録されている「クックの初期農耕遺跡」です。詳細はこちらの記事をご覧ください。

甘さが追いかけてくる

飲んでみてまず感じる苦味、スイートと名付けられた割に苦いのだなと思った瞬間、

甘味が後から追いかけてきます。余韻には、舌を優しく刺激する酸味の上にも甘さが転がります。

もう少しコクがあれば、全体の味が引き締まってバランスの良い風味になったかなと思いました。

—-風味バランス—-

苦味 ★★★

酸味 ★★☆

コク ★☆☆

甘味 ★★☆

焙煎 ★☆☆  

フレーバー:青草、メープル