ウガンダ ルウェンゾリ山東麓から届いたアラビカコーヒー

2022年6月の限定コーヒーは、ウガンダから、「アフリカンムーン ドンキー」です。

ウガンダはアフリカ大陸の東部に位置する、コーヒーの生産国として有名なケニアやタンザニアなどに囲まれた内陸国です。

国土は約24万㎢で日本の本州と同じくらいの広さに、人口約4,000万人が暮らしています。

国の真ん中を赤道が通っており、自然に恵まれています。その美しさから「アフリカの真珠」と呼ばれています。

やはり、農業が経済の中心で、トウモロコシやアボカドなどが作られていますが、その中でもコーヒーはウガンダの経済を支える主要な農産物の1つとなっています。

ウガンダは、実は、エチオピアに次いでアフリカの中でもNo.2のコーヒー豆の生産国です。一方、大半は「大量生産可能」なロブスタ種が80%以上と言われています。一方、一部の農園では、「手間暇がかかる」が風味がより豊かなアラビカ種の生産をおこなっています。

今回の「アフリカンムーン ドンキー」は、ウガンダで希少なアラビカ種である、「ニアサランド」「ブギス」といった品種の豆となっています。

生産地はウガンダ西部にあるルウェンゾリ山東麓にあります。標高が高く、肥沃な土壌と豊富な降雨量で、アラビカ種の栽培条件としては理想な環境となっています。

ドンキー(ロバ)が集めたコーヒーをアフリカンベッドによる天日乾燥で精選されました。ナチュラルと言われる完熟したチェリーを天日乾燥させる方法、チェリーが乾燥によって剥がれる過程で、豆自体にその香りを甘味を残すと言われています。私もこのアフリカンベッドで乾燥させてコーヒーの甘味が大好きです。

アフリカンベッドについてはこちらの記事をご覧ください。

豆を手に取った瞬間から、ベリーの香りが感じられます。

コーヒーを淹れて、鼻を近づけると、ベリーの香りと共に、チョコレートの甘味もほんのりと感じられます。

その味は、クリーンでいて、しっかりと香ばしさと旨味を感じられますが、

余韻は、一切の雑味を残さず鮮やかに、削った木の穏やかな香りが漂います。

—-風味バランス—-

苦味 ★☆☆

酸味 ★☆☆

コク ★★★

甘味 ★★☆

焙煎 ★★☆

フレーバー: ベリー、檜、カカオ