コーヒーチェリー

コンゴコーヒー 青さの中の情熱

10月のコーヒーはコンゴ民主共和国から「コンゴ ペイザンヌ」です。

アフリカ大陸中央部のコンゴ川流域に広がり、世界で11番目の面積を擁する広大な国家であるコンゴ民主共和国。

南部は高地、西部は台地、北部は草原、東部は高原であり、コーヒー栽培は東部のキブ州、および南キブ州で行われております。

農園

コーヒーはベルギー植民地時代に導入され、多くのコーヒー農園が開発されました。アラビカ種は19世紀末に中米から、ロブスタ種は20世紀初頭にインドネシアとセイロン(現スリランカ)から導入されたと言われています。

コンゴ民主共和国は、近年高品質なコーヒーが産出されていることで注目されている「ルワンダ」の隣国であり、現在ではコンゴ民主共和国でも欧米の支援によってアラビカ種の高品質なコーヒー生産に力を入れています。

農園

「コンゴ ペイザンヌ」は北キブ州ブテンボにある2000人の組合員で成り立つ生産者組合COOPADEによって生産されています。
品種はブルーマウンテンとブルボン系のルマンガホです。

コーヒーチェリー

前回のコンゴコーヒーの記事はこちら。

さて、飲んでみましょう。

青草の香りと強い酸味ににはっとします。

苦味は少なく、コクも抑えめ、とても若々しさや青々しさの印象が強く、

酸味の力強い余韻には、なにか作り手のこれから成長していく情熱を感じる一杯です。

—-風味バランス—-

苦味 ★☆☆

酸味 ★★★

コク ★☆☆

焙煎 ★☆☆