アフリカの真珠 コードネーム「SL」〜ウガンダ BUKONZO(2023年2月)

アフリカの真珠

 ウガンダはアフリカ大陸の東部に位置する、コーヒーの生産国として有名なケニアやタンザニアなどに囲まれた内陸国です。

 国土は約24万㎢で日本の本州と同じくらいの広さに、人口約4,000万人が暮らしています。

 国の真ん中を赤道が通っており、自然に恵まれています。その美しさから「アフリカの真珠」と呼ばれています。

 やはり、農業が経済の中心で、トウモロコシやアボカドなどが作られていますが、その中でもコーヒーはウガンダの経済を支える主要な農産物の1つとなっています。

 ウガンダは、実は、エチオピアに次いでアフリカの中でもNo.2のコーヒー豆の生産国です。一方、大半は「大量生産可能」なロブスタ種が80%以上と言われています。一方、一部の農園では、「手間暇がかかる」が風味がより豊かなアラビカ種の生産をおこなっています。

 本コーヒーも、ウガンダで希少なアラビカ種である、「ニアサランド」品種が使われています。他には、一風変わった名前のSL14、SL28があります。

コードネームSL

 20世紀初頭、当時イギリスの植民地であったケニアに「スコット農業研究所 (Scott Agricultural Laboratories)」という機関が設立され、そこでは、コーヒーの研究開発も行われました。選別による品種改良を経て生まれたコーヒーに当研究所の頭文字を取って「SL」というコードが付けられたのです。この研究所コードとシリアル番号を組み合わせたものがそのまま品種名となったため、コードネームのような名前が生まれました。

 なお、「SL28」は、ブルボン種がオリジンで、乾燥耐性と優れた風味を持った品種です。「SL14」はティピカ種がオリジンで、乾燥耐性、低温耐性に優れた品種となっています。

そこに風格がある

 しっかりと感じる苦味と、深みのあるコクを感じられます。ずっしりとした重みに風格を感じます。

 少し舌を刺激する渋さが、ストレートコーヒーに慣れていない方だと、意外に感じるかもしれません。まろやかさがもう少しあると良いかもしれません。

—-風味バランス—-

苦味 ★★★

酸味 ★☆☆

コク ★★☆

甘味 ★☆☆

焙煎 ★★☆

フレーバー:木の皮、焼き芋、灰

ウガンダ、エルゴン山から届いたアラビカコーヒー


みなさま新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2017年は、どんな一年になるでしょうか。年々1年が過ぎゆくのが早く感じますが、

最近はこんなニュースを見かけました。

2019年に新天皇が即位し、新元号に代わるそうです。平成生まれが新世代と思っていたところが、再来年からはさらに新しい元号の世代が始まります。

管理人は昭和生まれですが、今でいう大正生まれのようなセピア色世代になってしまうのでしょうか。。。

とはいえ、昭和生まれの私たちは3つの元号を跨いで生きるという贅沢な世代なのかもしれません。

昭和生まれの西原珈琲店も時代を超えて皆様に変わらない価値を提供し続けていきたいと思う2017年の始まりです。

さて、新年最初の1月のコーヒーのご紹介です。

「ウガンダ COFFEE A CUP農協」です。

アフリカ大陸の真ん中から少し右に位置するウガンダコーヒー

今回ご案内する「COFFEE A CUP農協」は、

正式名称はこうなります。

community organized farms from elgon escarpment arabica coffee uganda program

~エルゴン山の急斜面にある共同生産者によるウガンダアラビカコーヒープログラム

ロブスタ種が主流のウガンダコーヒーですが、高地でのみ栽培が可能なアラビカ種を育てる農協です。

2007年、マウントエルゴン地区の一介のコーヒー生産者であった「マティアス・ナブトゥレ氏」が近隣農家と協力して地域発展・サステイナブルなコーヒー生産を目指して同プロジェクト名の農家団体を設立し、その2年後の2009年にはウガンダ政府より正式な農協組織として登録されました。

さて、その豆、味は、

深煎りの豆が焙煎後少し経って光沢を帯びる様が魅惑的です。

口に含んで現れるビタネス。

全体的にウェットな味わいですが、舌を心地よい苦味と酸味が刺激します。

 

—-風味バランス—-

苦味 ★★☆

酸味 ★★☆

コク ★☆☆

 

おしらせ

かーべハーネでは、しばらくお休みしていたパスタメニューが美味しくなって再開いたしました。是非、ランチ、お食事にお越しください。