弾ける酸味 みずみずしい甘み 春と一緒に訪れたブルンジコーヒー

今日は2月14日バレンタインデーですね。

街へ出掛けると、いたるところで色鮮やかなパッケージに包まれたチョコレートが並んでいました。

春一番の暖かい風が吹き、先週までの寒さが嘘のようです。

人々は春らしい薄着のファッションで外を歩くのを楽しんでいます。
急な季節の変化を感じると、なぜか、とっても懐かしいような気持がするのは私だけでしょうか?

さて、2月の限定コーヒーは、

ブルンジ共和国「ドーレラバリミイ」です。

all

ブルンジ、という国名はなかなか耳慣れないですよね。

中部アフリカの内陸で、ルワンダ、タンザニアに挟まれる位置にあります。

人口約1000万人の小さな国で、最大の産業はコーヒー・茶です。ほとんどの労働者はこれら農産業に従事しています。

people

ブルンジでは2008年よりコーヒー産業が自由化されました。

それまで収穫地域が異なるコーヒー豆を一緒くたに混ぜて出荷されていたものを、細かく精選場(ウォッシングステーション)毎に管理・出荷されるようになり、高品質な豆の供給が飛躍的に進化していきました。

cherry

以前にもカゴンベというブルンジの精選場の名を冠したコーヒーをご提供したことがありました。

「ドーレラバリミイ」とは、カヤンザ県カバロアにある組合の名前です。

カヤンザ県はブルンジの中でも特に高品質なコーヒーを生産するエリアです。

bag

focus

その香りは、雨が降った後の木の皮のようなやさしい心を落ち着かせるアロマです。

口に含むと、弾ける酸味、そしてみずみずしい甘味がついてきます。

そして、余韻となるコク。渋みなどはほとんどなく、すっきりとクリーンな味わいです。

まるで春の訪れを教えてくれるような楽しいコーヒーです。

 

—-風味バランス—-

苦味 ★☆☆

酸味 ★★★

コク ★★☆

 

西原珈琲店の世界のコーヒー10月の限定コーヒー「カゴンベ ウォッシングステーション」

西原珈琲店の世界のコーヒー10月の限定コーヒーは、

『カゴンベ ウォッシングステーション』です。

ブルンジ共和国からのコーヒーです。

 

 

「ブルンジ共和国」という国を聞いたことはありますでしょうか?

管理人の私もこちらのコーヒーを知るまでは聞いたことがありませんでした。

場所はアフリカの中南部、ルワンダとタンザニア、コンゴに挟まれています。

ブルンジ共和国地図外務省HPより

ブルンジ首都

photo by SteveRwanda CC
首都のBujumburaです。

ブルンジ渓谷 photo by Christine Vaufrey CCBangaエリアの山の様子 ※当コーヒー農園とは関係ありません。

 

wikipediaより

ブルンジ共和国は、「長い内戦と経済制裁によって、経済は壊滅状態」にあるようです。「アフリカの中でも経済開発が遅れている国のひとつであり、世界最貧国の1つ」と言われています。

「主要産業は農業」のようです。「中でもコーヒー豆の生産は突出しており、就業人口の9割、全人口の55%がコーヒー豆(アラビカ種)の栽培で生計を立てて」いるようです。

「コーヒー豆だけで外貨収入の8割を占める」ほどのまさに、まさに、コーヒー国家。そんなコーヒーに国の命運をかけているとっても過言ではないブルンジ共和国からのコーヒーです。

 

 

ブルンジにコーヒーが伝わったのは1933年と長い歴史があります。ベルギーの宣教師が持ち込んだのがきっかけです。

ブルンジコーヒー豆

さて、豆を見てみましょう。

大きく、どっしりとしただ円の身です。色はしっかりとした焙煎によるきれいなダークブラウンです。

 

 

とても香り高いです。深い焙煎が豆の香ばしさを引き出しています。

 

その味は、まずは苦味が広がり、うっすらと立ちあがる渋み。

 

しっかりとしたコク・まろやかさがあるので、舌の奥で風味を堪能できます。

 

苦いコーヒーがちょっと、という方は少し抵抗があるかもしれません。苦味とコクをじっくり味わえる大人のコーヒーです。

 

 

高品質として名高いブルボン品種で、1650mの高度で栽培されたコーヒー豆です。

当コーヒーの名前の由来は精選場「カゴンベ ウォッシングステーション」にて厳選されたコーヒーです。

 

是非ご賞味下さい。