ベトナムコーヒーダムダ 変化と成長の国

5月のコーヒーはベトナム「ダムダ」です。筆者もベトナムに幾度か出張で訪れたことがありますので、その時の写真も一緒に添えさせて頂きます。

ベトナムという国は実はコーヒーを飲む人は大変多く、

街にはコーヒーショップが溢れます。若者向けのおしゃれなコーヒースタンドも

また、

ベトナム式コーヒーというとても濃く苦味のあるドゥミタスコーヒーのようなスタイルに、砂糖をたっぷり入れてのむ伝統コーヒーも有名です。

成長盛んな東南アジアの中でも世界の工場として(メードインベトナムのタグは服やスニーカーなどでよく見ますよね)、そして近年ではIT産業として、大変脚光を浴びている国です。

ダムダとは、ベトナム語で、コーヒーがおいしい時、香りが良い時の感嘆詞、日本語だと、「うまい」でしょうか。

ベトナムのコーヒーはロブスタ種が大半ですが、

ダムダはスマトラ式で精選されたアラビカコーヒーとなります。

 

最初の印象は舌にざらざらした苦味と酸味

なんだかアンバランスだけど、飲みこんだ余韻には、

しっかりとうまみとコクが残る。

決して洗練されていないけど、秘めた力強さや

成長エネルギーに溢れるベトナムという国を思い浮かべてしまいます。

写真はベトナムで有名なバインミーです。

—-風味バランス—-

苦味 ★☆☆

酸味 ★★☆

コク ★☆☆

焙煎 ★☆☆

 

ボリビア アンデス山脈に抱かれたコーヒー


10月に入り、秋らしい涼しい気候になってきましたね。

管理人は先週、ベトナム、南部の大都市ホーチミンに行きました。あちらは気温は30~35度と真夏です。

都市でも交通インフラが整っていないベトナムの交通手段はバイクです。

街の道路はどこもバイクというバイクが埋め尽くしていて、これはもう圧倒されます。

外国人の移動手段は主にタクシーとなりますが、タクシーから眺めるバイク群はなかなかエキサイティングな光景であります。

一方で、バイクに乗る人たちを見ていると気づくことがあります。皆、若いのです。高齢の方がそもそもバイクに乗らない、というのもあると思いますが、とにかく20~30代くらいの若者が二人乗り、三人乗り、時には四人乗り!で走っています。

ベトナムは平均年齢29歳らしいですが、これは本当にその通りだな、まざまざと見せつけられます。

排気ガスや未整備のインフラなど住むのは楽ではなさそうですが、人々の生活の息遣いや若いエネルギー溢れる地は、清潔で安全な日本とはまた違った魅力を感じました。

さて、話は変わって、10月のコーヒーは、南米ボリビアから

「ボリビア カラママルカ」です。

ボリビアコーヒー豆

豆を紹介

ボリビアは、ブラジル、ペルー、チリに囲まれた場所にあります。

1952年のボリビア革命で行われた農地改革により、サンタクルス県を中心とした東部の低地地帯で農業開発が進み、コーヒー、大豆、トウキビ、綿花、バナナなどの栽培が始まりました。

その後コーヒーはアンデス山脈の北東山麓ユンガス地方へと広がり、現在同国のコーヒー生産の95%を占めるー大産地となっています。

カラマルカはカラマのカントン地区生産者グループの名称です。零細農家が各々の豆を持ちより、ひとつの商品として仕上げました。

さて、その味は、

ボリビアコーヒー豆

その香りは、ナッツの香りがバランスよく、奥行きをもって感じられます。

その味は、香り高い風味の中でクリーンな苦味、そしてコクがあります。

舌の上で豆の香ばしさが良く転がります。

余韻は柔らかく、苦味は後を残しません。

 

—-風味バランス—-

苦味 ★★☆

酸味 ☆☆☆

コク ★★☆

焙煎 ★★☆