マラウィのゲイシャ〜ミスク農協〜2021年5月限定コーヒー

5月限定コーヒーはマラウィから、「ミスク農協」です。

マラウィは、アフリカ大陸、南北900キロに及ぶ細長い内陸国で、国土のほとんどが高原であり、マラウィ湖が大きな面積を占めています。

マラウィにコーヒーが伝わったのは1878年。スコットランドのブランタイヤにあった1本のコーヒーノキが移植されたものと言われています。

ミスク農協は、北部マラウィの中心地ムズズ市から320キロ離れ、マラウィとタンザニアの国境としているソングェ川にほど近い場所にあります。

2009年にフェアトレード認証、2011年に 4C認証を取得しており、現在オーガニック認証取得を目指しています。

今回コーヒーは、このミスク農協に属す、チプヤ村の農家によって生産されたロットとなります。

品種はゲイシャ、ニカです。

前回のマラウィコーヒーはこちら

まろやかな酸味の中に、ほんのりと漂うチョコレートの風味が特徴的です。

フレーバーは、青草や木の皮、レモンと、アジアの市場のような騒がしくも、余韻はあっさりと。目を閉じれば浮かぶ旅の思い出を探すように。

—-風味バランス—-

苦味 ★★☆

酸味 ★★☆

コク ★☆☆

甘味 ★☆☆

焙煎 ★☆☆  

フレーバー:青草、木の皮、レモン、カカオ

ゲシャビレッジ 始まりのコーヒー

桜が各地で咲き誇っています。例年、桜の満開とともに雨が降り出し、ただでさえ僅かな満開シーズンが、あっという間に終わってしまう印象でしたが、今年は長く楽しめますね。

4月1日には新たな元号も公表されました。平成という時代がいよいよ終わり、新しい時代の幕開けです。

令和

日本最古の歌集「万葉集」の「梅花(うめのはな)の歌三十二首」。日本の古典に由来する元号は初めてのようです。

初春の月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風ぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫す

令月とはめでたい月という意味のようで、春の夜にうかぶ満月のことでしょうか。春の満月を眺めると、肌に柔らかい風があたる。そんな春の情景でしょうか。

4月のコーヒーはエチオピア「ゲシャビレッジ」です。

前回のエチオピアコーヒー記事はこちら。

農園主

二人は農園主の写真です。二人はエチオピアコーヒーに魅せられ、

米国からエチオピアに移住し、ゼロからコーヒーを生産を始めました。

理想の環境条件を探したうえに、出会ったのがゲシャ村でした。

 

6年の歳月を経て、たどり着いた高品質のコーヒー、それがこの「ゲシャビレッジ」です。

コーヒー品種として有名なゲイシャ種、その原種が生まれた地です。

香りが伸びやかに広がります。

バランスよく、コクは豊かで、後味はクリーン

酸味がビビッドですが、甘みもありとても爽やかです。

若々しさと華やかさを兼ねそろえた、これからがとても楽しみなコーヒーです。

 

—-風味バランス—-

苦味 ★☆☆

酸味 ★★☆

コク ★★☆

焙煎 ★☆☆

 

マラウイからやってきたゲイシャ


こんにちは。11月となり、気づけばもう年末です。

本当に月日の流れは早いものです。

管理人は、先日、縁あって東京永田町にある日枝神社へ参拝する機会がありました。

日枝神社は徳川家によって江戸城の鎮守とされ、江戸の町の代表的な神社であったと言われています。

こちらは首相官邸のすぐ近くにあり、アメリカのトランプ大統領来日を控え、周辺警備はものものしい様相でした。

こちらの神社の面白いところは、神殿が大変な高台にあり、境内に入るには長い階段を上る必要があるのですが、エスカレーターが設置されており、それにのって境内付近まで向かうことができるのです。

境内の神殿は荘厳で高台の空と合わさって力強い存在感を見せてくれます。ただ、残念なのは空を分断する周辺の高層ビルです。立地柄やむを得ないものの、階段を上って、世俗から一段と離れていきながらも、ビルがまたそれを追いかけてくるような、そんなさみしさも感じました。

さて、話は変わって、11月のコーヒーは、アフリカはマラウイ共和国から

「マラウイ ウシンギニ農園」です。

前回のマラウイコーヒー記事

マラウイ豆1

ウシンギニ農園

ウシンギニ農園は2011年に創設された新しい農園です。

同農園は、 タンザニアのムビンガ地区とマ ラウィ湖を一 望できる標高1467mのヴィフィア高地のウシシャ村にあります。

栽培品種は、 ゲイシャとニカを中心に栽培されています。

収穫された完熟チェリーは精選後、 アフリカンベッドで14~21日かけて乾燥されます。 そし て仕上がったコーヒーはバッチごとに管理され、 厳しい品質検査を行ったのち輸出されます。

さて、その味は、

マラウイ豆2

スモーキーな香りが心地よく、スモーキーの中には柑橘も感じます。

口に含めば、その苦味の強さにはっとします。

そして、ビターと絡み合って、しみだすジューシーな酸味、飲み込んだ後の余韻にはほんのり甘さも立ち上がります。

強さと弱さ、様々な風味がまじりあう個性に、最初は抵抗感もありながらもだんだんと次の味に惹かれていきます。

—-風味バランス—-

苦味 ★★★

酸味 ★★☆

コク ★☆☆

焙煎 ★★☆