ザンビアコーヒー 蜂蜜→苦み→酸味

2020年3月の限定コーヒーはザンビアから「イエローハニー」です。

肥沃な火山灰土壌に恵まれたザンビア北部の農園から届きました。

コーヒーチェリーはハンドピックされ、丁寧に選別されます。ミューシレージ残して乾燥させる、ハニープロセスでコーヒー豆になります。

コーヒーチェリーの精選処理ではウォッシュドというチェリーを水洗いして、果肉を除去した状態で乾燥させる方式が主流となっていますが、

この際に、ミューシレージと呼ばれる豆を覆う粘液質部分だけ、残した上で、乾燥させる方式をハニープロセス(パルプドナチュラル)という方法があります。

ハニーと呼ばれるのは、粘液質の果実の甘みが、豆に浸透することで蜂蜜の風味が出るためと言われています。

粘液質をどのくらい残すかで豆の見た目が変わり、完全に残すと、黒く、半分くらいだと赤く、薄いと黄色くなるため、ブラックハニー、レッドハニー、イエローハニーと分かれます。

ザンビアイエローハニー、味はどうでしょう。

コスタリカのハニーコーヒー

前回のザンビアコーヒー

濡れた木、スモーキーさの中に、甘い香りが漂います。

口に含むと強めの苦味が広がりますが、それはまろやかさもあり、心地よいです。

ビターの後にはコクがゆったりと長く続いて余韻となります。

おもしろいのが、カップの途中から苦味に舌が慣れてくると、

今度は果実味のある酸味が出てくるのです。雑味のないピュアな酸味です。

一杯で二つの顔を見せてくれる楽しいコーヒーです。

—-風味バランス—-

苦味 ★★★

酸味 ★★☆

コク ★★☆

焙煎 ★★☆

香り スモーク、濡れた木、シトラス